今回ご紹介するのは、小樽市内で外壁・屋根塗装を行った住宅です。
外壁はサイディング、屋根は金属縦ハゼ。北海道では馴染みのある建物構造ですが、だからこそ「工程の積み重ね」が仕上がりや持ちに大きく関わってきます。
塗装はただ色を塗る作業ではなく、家にもう一度活力を与えるような作業です。
そんな現場の空気感も一緒にお伝えできればと思います。
■ 施工前
施工前の外観は、落ち着いた色味で整っていました。
ただ一定年数が経つと、どうしても塗膜の保護力は弱まってしまうため、
今回の工事では「外観の美しさの回復」と「保護性能の再構築」を目的として作業に入ります。
お客様とも完成イメージを共有し、工程を丁寧に組み立てていきました。
■ 外壁の高圧洗浄
塗装工事のスタートは高圧洗浄です。
外壁の細かな凹凸には、見た目では分からない付着物が残っています。
そこを水圧で丁寧に洗い流していくと、外壁の素地が少しずつ顔を出し、これから始まる工事の準備が整っていきます。
ノズルの角度を微調整しながら目地に沿って洗うのは、職人が長年の感覚で身につけてきた動きです。
高圧洗浄が終わるたびに、「ここから一気に家が変わり始めるぞ」と現場が引き締まります。
■ 屋根|サビ止め塗布
金属屋根の塗装では、サビ止めが最初の大切な工程です。
ローラーを走らせると、サビ止めの色が均一に広がり、金属面が落ち着いた表情へ変わっていきます。
この時、職人は全体の色の乗り方や塗料の伸び具合を細かく感じ取りながら塗っていきます。
こうして下地が整うと、「よし、この屋根はきれいに仕上がるな」と手応えがじわっと伝わってくる瞬間があります。
■ 屋根|上塗り
サビ止めがしっかり乾いたのを確認し、屋根用フッ素塗料 ルーフスターフッ素 を重ねていきます。
ローラーを動かすたびに塗膜の表面が滑らかになり、光の反射が整っていくのを見ると、“屋根が息を吹き返していくような感覚”があります。
職人の間では、「塗料の伸びが良い日」と「乾きが早い日」があり、気温や風の状態でローラーの動きも変わります。
この日の現場も、塗料が素直に伸びてくれたため、作業のリズムが良く、仕上がりのイメージが明確に見えていました。
塗りながら屋根全体の表情が引き締まっていく瞬間は、いつも特別です。
■ 軒天の仕上げ
軒天は、外観の印象をさりげなく整えてくれる部分です。
白い塗料を重ねると、空間がふっと明るくなります。
ローラー跡が残らないよう一定のリズムで塗り進めると、平滑な美しい面が自然と現れます。
仕上がりを確認すると、外壁とのバランスが整い、「これで一段と外観が締まるな」と職人同士で納得の表情に。
■ 外壁|中塗り〜上塗り
外壁には クリーンマイルドフッ素 を使用しました。
まずは中塗りで塗膜の厚みを確保し、その上から上塗りで滑らかな表面を作っていきます。
中塗りの段階では、まだ素地の陰影が少し残っています。
しかしローラーを転がすごとに色味が均一になり、「外壁がまとまってきたな」と感じられる瞬間がやってきます。
上塗り仕上げでは、光の当たり方まで変わり始め、壁が新しい表情をまとっていきます。
上塗りをしていると、“塗料が壁にスッと馴染んでいく瞬間” があり、そのとき職人は完成の姿を確信します。
▼ 次回予告(第2回)
次回は、
・玄関ゴムマットの貼り替え
・仕上がった外観の全景
・今回の工事で大切にした仕上げポイント
をまとめてお届けします。
石狩市,小樽市,札幌市,石狩郡にて、 外壁塗装、屋根塗装、防水工事を承っております。
お客様のニーズに合わせた最適なお塗り替えプランをご提案し、 安心してお任せいただけるよう努めています。
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さらに、カラーシミュレーションを使って、塗装後のイメージを確認しながら色選びをすることも可能です。
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