雨漏りの発生個所は、その時々によって異なります。そのため、雨漏りの原因や発生個所を把握することは、難しい場合があります。しかし、雨漏りが起こりやすい場所やどこからの雨漏りなのかわからないときには、特定のポイントをチェックすることで問題を解決する手助けとなります。
まず、ご自宅が雨漏りしてしまったら、次の箇所を疑ってみましょう。
- 外壁と屋根:
外壁や屋根の状態を確認しましょう。屋根材がズレたり脱落したりしていないか、ヒビ割れや欠けがないか、また、板金部分が浮いたりサビたりしてないかをチェックします。外壁にも同様にヒビや剥がれ、浮きがないかを確認しましょう。また、外壁のコーキング材にヒビ割れや剥がれがないかも確認します。ただし、屋根に上るのは危険ですのでプロにお任せした方がいいでしょう。
- 窓とサッシ:
窓やサッシ周辺も雨漏りの可能性があります。窓枠やサッシ周辺の外壁を慎重に確認し、ヒビ割れがないかどうかをチェックしましょう。さらに、コーキング材の剥がれやヒビ割れしていないかも注意深く見ていきます。
- ベランダ:
ベランダの防水層や排水口も重要なポイントです。防水層に割れやはがれがないか、排水口が詰まっていないかを確認しましょう。
- 室内の状態:
最後に、室内の状態も確認します。クロスが剥がれていないか、黒カビやシミができていないか、また、カビの臭いがしないかをチェックします。
これらのポイントを順番に確認することで、雨漏りの原因や発生個所を特定する手助けとなります。早めの対処が建物の損傷を最小限に抑えるため、問題が発生した際には迅速に対処することが大切です。