外壁のひび割れを放置して起こるリスク

住宅の劣化の中でも、特に放置してはいけないのがひび割れです。目視で確認できる細かいひび割れでも、放置すると大きな問題を引き起こす可能性があります。

今回は、ひび割れを放置すると建物がどうなってしまうか、3つのリスクをご紹介します。

  • 外壁がはがれる:

外壁にひび割れがあると、その部分が脆くなります。放置すると周囲の塗膜も弱くなり、外壁がはがれるリスクが高まります。外壁は住宅を雨や紫外線から守る重要な役割を果たしていますが、はがれてしまうとその機能が失われます。

  • 外壁内部の腐食:

ひび割れによって、雨水や湿気が外壁内部に侵入することで、外壁の内部が腐食し始めます。さらに、シロアリなどの害虫が侵入し、腐食が進行します。この状態では外壁材や骨組みまで劣化し、大規模な修繕が必要になります。内部の腐食が進行すると、修繕費用も高額になります。

  • 雨漏りの発生:

外壁のひび割れが進行すると、雨水が建物内部に侵入し、雨漏りが発生する可能性があります。雨漏りが起きると、外壁の劣化がかなり進行している証拠です。早急な修繕が必要となります。

 

放置されたひび割れは、建物全体の安全性に影響を与える可能性があります。そのため、ひび割れが小さなうちに定期的なメンテナンスを行い、建物の耐久性を保つことが重要です。